2008年12月1日月曜日

石川遼が獲得賞金1億円を突破した

石川遼が獲得賞金1億円を突破した。03年11月にプロ転向した女子の宮里藍が、実質1年目の04年に達成したのに続くプロ1年目での快挙。「ファンの記憶に残るゴルファーになりたい」と口癖のように話す石川がまた一つ、新たな記録を刻んだ。 石川は既に、マイナビABCチャンピオンシップの優勝で来年から2年間のシード権を得ているが、現在の賞金ランキングで5位。最終戦次第では3位までを視界にとらえている。 今季は開幕戦こそ5位に入ったが、春先に4戦連続予選落ちと不本意な成績が続いた。ドライバーで果敢に攻めるゴルフを貫き通したことについて、石川は「春先はスイングづくりを心がけ、後半に安定してきた。シード権争いをしなければならない来年のためのゴルフをしようとした」と振り返る。だが、11月の優勝でシード期間が延び、「来年も自分のゴルフを大きくするために費やすことができる。シード権があるなしで、その年にできるゴルフが変わってくる」と話した。 今週は、海からの風やコースの高低差で距離感に悩んだ。10位タイでスタートした最終日も前半で二つのボギーをたたき、「ドライバーの調子が良かっただけに、2位までのチャンスはあった。でも最後まで距離感がぴったりあった日がないのが課題」と悔しさをかみしめた。